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ブレーキディスク(ローター)の摩耗

2020-02-11

こんにちは、小林です。

今日は過ごしやすい暖かい休日の一日となりましたが、

如何お過ごしでしたでしょうか?

 

さて先日のブログでブレーキパッドについて記事にしましたが、

本日はブレーキディスク(ローター)についてです。

先日も書きましたが、ここ最近ブレーキパッド交換のお問い合わせが

多いのですが、特に欧州車はブレーキパッドと共にブレーキディスクも

一緒に摩耗してきますので、摩耗の状況によっては同時交換が必要な

場合も多くあります。おおよそのディスク交換の頻度ですが、ブレーキ

パッド交換2~3回に1回程度、距離にして5~6万キロ程度で最初の交換

時期を迎える事が多いようです。

ですので、ブレーキパッドの警告灯が点灯したんだけど、というお問い

合わせを頂いた時はおおよその走行距離や過去の交換履歴をお聞きして、

パッドだけでなく、ディスク交換も一緒にお勧めさせて頂く場合もあります。

対して国産車はブレーキの摩耗はかなり少なく、ブレーキパッドは5万キロ

程度、ディスクは10万キロ程度まで無交換ということも多い様です。

摩耗が少ないので、ブレーキダストでホイールが汚れることも少ないですね。

ブレーキディスクは形状によって、ソリッド、ベンチレーテッド、スリット、

ドリルドと種類がありますが、近年の車両で最も多く使用されているのが、

ソリッド及びベンチレーテッドになります。

*左がベンチレーテッドディスク、右がソリッドディスク

 

ソリッドは文字通り一枚板のディスクで、リヤ側に使われる事が多いです。

ベンチレーテッドはディスク外周面に通気口があるタイプでフロント側に

使われる事が多いタイプ。

*新品のベンチレーテッドディスク

 

スリットはディスク表面に溝が切ってあるタイプ、ドリルドはディスク表面に

小さな穴が多数あるタイプでどちらも、ブレーキの冷却性やパッドの削りカスを

取り除くなどの効果があり、制動力の向上が期待できるため、高性能車への装着

が一般的です。

*スリットディスクの一例

 

*ドリルドディスクの一例

 

そんな高性能車向けのスリット及びドリルドのディスクですが、メリットだけでなく

デメリットも存在します。ひとつはパッドの食いつきが良い分摩耗が早いこと、

もう一つはクラック(ヒビ)が入りやすいことが挙げられます。

私も一度だけドリルドブレーキローターにクラックが入った経験があります。

もう15年以上前になりますが、とあるサーキットであるスポーツカーをドライブして

いた時の事、そのサーキットは1キロ以上あるストレートの先が比較的急な右コーナーに

なっており、250km/hくらいから60~70km/h程度まで一気に減速する必要があるのですが、

ブレーキにジャダー(振動)を感じ、ピットに戻ったところ、見事にドリルドディスク表面の

穴に沿ってクラックが入っていました。比較的大きなクラックでパッドも偏摩耗していた為、

即パッドとディスク交換となりました。

ドリルドディスクは穴の廻りに細かなクラックが入る場合が多くのですが、小さな

クラックであれば直ぐに交換しなくても大丈夫な事が多い様ですが、ブレーキだけに

心配になりますね。

真偽の程は定かではありませんが、とある国産スポーツカーでクラックが問題となり、

以来国産車はドリルドディスクを敬遠するようになったっと聞いたことがあります。

欧州車はブレーキディスクも消耗品という考えなので、小さなクラックについては

あまり大きな問題とは捉えていないようです。

このことからも、ごく一般的に使うのであれば、ソリッド若しくはベンチレーテッド

タイプが最も使いやすく、コストも低く抑えれるので良いのではないでしょうか?

ドリルドディスクではなくても、クラックなどの不具合は起きる可能性はあるので

定期的な点検は欠かせません。

ブレーキパッド、ディスクと交換すると比較的高額な修理となりますが、欧州車の

優れたブレーキフィーリングと引き換えに仕方のないことですね。

弊社では純正品より安価で、同等品質のブレーキ部品を取り扱っておりますので、

ブレーキ摩耗警告灯が表示される、パッドやディスクの摩耗が気になる方は是非

お問い合わせ下さい。

それでは、明日もご安全に!

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