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廃れつつあるマニュアル・トランスミッション

2018-10-16

先日マニュアルトランスミッション(以下MT車)のクルマに

乗る機会がありました。

久しぶりにMTに乗り、元々運転の好きな私は今まで購入した

クルマもMT車が多く、やはりMT車は楽しいなと思う半面、

市街地での運転では正直少々面倒にも感じました。

 

英国BBCの人気番組「TOP GEAR」の司会者であったジェレミー・

クラークソンがMT車のドライバーを「洗濯機を使わずに川で

洗濯をすることを好む人」と例えたそうですが、近年のAT車の

進化には目覚ましいものがあり、人の手では不可能なほど早い

変速やMT車に勝る燃費を実現するなど、利便性以外にも

AT車を選ぶべきポイントは多く、MT車を積極的に選択する余地は

ほとんど無くなってきている様にも感じます。

 

MT車にはスポーティーなイメージがあり、スポーツカーはMT車を

選択するべきとの見方もありますが、近年ではDTC(デュアル・

クラッチ・トランスミッション)等の秀逸なトランスミッションが

登場したこともあり、フェラーリやランボルギーニでさえ、MT車が

姿を消しました。また近年の車輌は、あらゆる部分が電子制御になり

ドライバーに代わって(ドライバーが知らないうちに)車輌を

コントロールしています。600PS以上もあるこういった

ハイパフォーマンスカーを安全に操るにはもはやMT車では不可能であり

人の手では緻密な制御が出来ないほど、車輌が進化してしまったの

だと感じます。実際私もこうした車輌をクローズドトラックで

走らせたことがありますが、電子制御をONにするとかなり意地悪な

運転をしても姿勢を乱すことはまずありません。

一般公道ではこうした電子制御の恩恵が絶大なことは言うまでも

ありません。

また、F1の世界に最初にAT車(正確にはセミAT)を持ち込んだ

フェラーリは、MT車では車輌のパフォーマンスが低下してしまう

と考えているようで今後MT車を販売することはないでしょう。

運転の楽しさは人それぞれですが、MT車が無くなってしまうのは

寂しいですね。

 

MT車でもAT車でもご安全に!

 

小林

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