こんにちは、小林です。
国内ではあまり見かけることのないNuova Fiat Panda にご入庫頂きました。
特に自覚症状は無いが、メーターパネル内のパワーステアリング警告灯が点灯する
とのことですが、調べて見るとステアリングコラム内のステアリングトルクセンサーの
異常でした。
このセンサーのみの交換で修理は完了するのですが、センサー単品でのメーカー供給は無く、
下の画像のステアリングコラムAssyでの部品供給となり、部品価格も20万円程度と高額になります。
今回はこのステアリングトルクセンサーのみを取り寄せをして、ステアリングコラムから
センサーを取り外し交換となりました。
上が取り外したセンサー、下が新品のセンサーになります。
交換に際しては取付時にセンサーの位置調整が必要になり、この調整がうまくいかないと
ステアリングモーターが作動し続けたりする等してトラブルの原因になってしまいます。
このセンサーの調整は非常に繊細で、慣れないとなかなか難しい作業です。
センサーを交換した後は診断機にて、エラーを消去、テストドライブを行い、ハンドルの
位置や、パワーステアリングの機能を点検して終了となります。
センサーのみの交換なので、修理費用もかなり抑えることが出来ました。
ステアリング警告灯が消えない、ハンドルが左右どちらかに持っていかれる、ハンドルが小刻みに
震える等の症状があれば、今回交換したセンサーが故障している可能性があります。
ドイツ車以外でも修理可能ですので、この様な症状でお困りであれば、ぜひご相談を
頂ければと思います。
それでは明日も安全運転で!