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小説や映画を見る時に考えることと自動車整備は似ている

2019-04-08

みなさまこんにちは、G-STYLEの石川です。先週後半は暖かったのですが本日は

ひんやりする雨が降っております。オートバイを乗るにあたり最強の雨具である

ワークマンのイージスを活用すれば問題ないのですが、持ってきていなければ

濡れ鼠になってしまいます。ということで、本日は雨に濡られて帰ります。

そんな日があってもいいと思うのですがみなさまはどうでしょうか?

たまには雨に振られたい、というとなんとなくハードボイルドっぽいですよね。

そう、ハードボイルドといえば大沢在昌先生です。小説を読むにあたり登場人物の

描写があると思われますが、ストーリーを追っていくにつれ、この登場人物は

こうなったらこうする、みたいな感じで人物を見るようにしています。

また、この本は何を伝えたいのか、かっこいい、おもしろい、といったストーリーを

追うだけではなくそこから何を学べるかと考えるようにしています。

基本的に小説や映画などは作者のマスターベーションに近いものがあります。

ですが、その作者の表現や魅せ方からくる生き方のようなものが見えてきます。

そういったものを見つけるのも楽しい読み方、見かただと思います。

とはいえ、何も考えずに面白い、と思えるものもありますよね、かたっ苦しく

考えないことも時には必要かと思います。

と、いうことで本日は故障診断をしていた際に陥ったロジカルな考え方について

ブログを綴ろうかと思います。

ミッションの不具合ということでご来店いただいたベンツBクラスですが、症状としては

変速がおかしいという状況です。例えば50キロほどで走行していて急にエンブレが掛かる、

坂道でまったくまえに進まないといった具合です。端的に見るとミッションに不具合、

と考えるのが妥当ですが、診断してみた所、下記のような診断結果が出ました。

①CVTの故障メモリを読み出します

②構成部品(スピードセンサー)のスピードシグナルが使用できません

③CVTにおける許容されていない低速への変速

④CVTのスチールスラストベルトがスリップしています

⑤CVTユニットからCANNINGバスを介して送信されたメッセージが妥当ではない

という感じです。

結果から言うとスピードセンサーの不具合が考えられる、ということなのですが、

スピードセンサーに不具合が生じて③や④が起きた、だが実際にはスリップも低速への変速も

センサーが悪さをして起きたことなのでそのメッセージ自体が妥当ではない、ということで

⑤がついた、と考えるのがよいかと思います。

こういった順番で見ていくと答え合わせが出来るのが面白いです。症状をお客さまに伝え、

スピードセンサーの交換とあいなりました。作業はまだ実施しておりませんが、もちろん

ミッションそのもののに不具合が起きている可能性も否定は出来ません。取り急ぎは

センサーを交換してみて、といった形でしょうが、不具合が起きた際に起きたことの

背景にあるものを探る、というのは推理小説みたいで楽しいです。

 

以上、基本的に生き方は推理とは程遠い思考よりも行動が先にでる石川がお届けしました。

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