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ホースの劣化を感じる日々

2019-05-09

みなさま、こんにちはG-STYLE石川です。会社の近隣にある解体工場が

たくさんある工業地帯へ廃バッテリーを回収してもらいに行きまして、

なんとなく工業地帯は安らぐなと感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

工業地帯の殺伐とした感じかつ、工業地帯内にある会社同士の馴れ合い感を

傍目で見て、アウェイ感を感じることが密かに好きな私は営業へ出かけて

けんもほろろにされてもヘコタレません。久しぶりにあのなんとも言えない感じを

味わえましたが皆様はこんな感覚持っていますか?人とは違ったある意味

性癖のようなものかもしれませんが、十人十色というように人にはそれぞれあると

思います。私の好きなエンジンユニットにスズキの油冷エンジンがありますがそれも

性癖の一つなのでしょう。

 

さて、本日そんな油冷エンジンを思い出した作業がジャガーのウォーターホースの

交換です。

こんな感じでパイプの一部が破損してしまいホースを単純に交換したのですが、意外と

ホースが抜けない、更には新しいホースが入らないというなんとも時間が掛かる作業でした。

もともと私は水冷よりも空冷が好きなので「自動車は水冷ばかりだな」とエンジンの冷却効率を

考えれば当たり前なのですが思っていました。水回りのトラブルはミニやBMWにもよく

起きます。サーモスタットやウォーターポンプの交換といった定番メニューはエンジン

ルームが狭く作業が非常に難航します。例によってなぜこんな作りなのかというパターンですね。

で、水回りのトラブルが起きるなら油冷ユニットにすればいいのに、と思いったわけです。

ですが…実は沸点が水よりも油の方が高いわりに排熱効率は水冷の方が高いという結果が

世の中にはありまして、80年代のエンジンを水冷よりも小型化出来たというメリット以外は

今日には活きておらず、現在では死滅したエンジンユニットという悲しい歴史を持ちます。

冷却ホースの劣化は良く起きることなのですが、電装関係の配線も良く劣化や構造上の

問題により切れたりします。

こちらはベンツAクラスのドアミラーの配線なのですが、きれいに切れています。

ドアミラーの開閉による断線が伺えますが、他の車両でもよく起きるトラブルです。

毎度のことですが、経年劣化による損傷は仕方が無いのですが、もう少しうまく作れなかったのか

と思う所です。配線をもう少し太くするとか改善策はあると思うのですが…。

 

で、実はこういった案件に関して私の中で「何らかの制作物を作っているとき人はそれが

最善であると思う、だが日々の経過により間違えに気づく生き物である」という仮設があります。

世の中に送り出されるいわゆる名機、名作などと呼ばれるものもあれば駄作と揶揄されるものもあります。

私がブログでも取り上げる「なんでこんな作り方?」というモノです。これについて、制作側は

作っている時は全力を掛けて一切の妥協なく作っていると私は考えております。ですが、何年か経って思い返すと

実はもう少し何らかの余地はあったのではということです。

これについては賛否両論があると思いますが、私も以前、制作に携わっておりましたが今になって

自分が制作したものを見ると割とツッコミどころが豊富です。それだけ成長をしたのかという見かたも

出来ますが、皆様はどう思いますか?

こんなことを日々考えている石川が本日はお届けしました。

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