こんにちは、小林です。
我が家の庭にある金木犀も花が散り始め、季節の移ろいを
感じます。金木犀の花は香りも強く、我が家ではちょうど
トイレの前にあるので、窓を開けておくと金木犀の香りがして
この時期は芳香剤をおかずとも、良い香りが漂ってきてとても
心地が良いです。
さて、先日はメルセデスベンツW202のフロントホイールベアリングの
交換を行いました。
車検でご入庫頂きましたが、足廻りをチェックするとフロントホイール
バアリングのガタが認められ交換となりました。お客様も異音を感じて
いたそうです。
フロントハブベアリングのガタは、タイヤを取り付けた状態で縦方向に
揺することで確認出来ます。今回はガタが大きく調整範囲を超えていたので
新品への交換となりました。
作業自体は大したことは無いのですが、グリスを比較的多く使うため、
手はグリスまみれになりますが。
*ガタの有るホイールベアリングを交換していきます
*ブレーキキャリパー、キャリパーブラケット、
ブレーキローターなどを取り外します
*全て外したところ
*新品のハブベアリング。ハブの表裏にあるベアリングと
キャリパーブラケットやブレーキローターを留めるボルトなどを
新品に交換します
*取り外したフロントハブベアリング
*ハブ内部のグリスを綺麗に取り除き、新品のグリスを
詰め込んで行きます
*グリスを詰める前のハブベアリング。ここからちょっと
特殊な方法でグリスをベアリング内に詰めて行きます
ハブ内部とベアリングのグリスアップが完了したら、ハブに
ベアリングを組み込み、車両側のシャフトにも薄くグリスを
塗布して、ハブを取り付けた後、取り外したブレーキの部品を
組付け、最後にハブを回しプレロードを確認しながら、調整して
完了となります。
作業後はハブのガタと異音も解消され、無事作業完了となりました。
車検や定期点検でもこの部分は確認するので、こまめな点検は
大事だと思います。症状が酷くなる前に手を加えたほうが結果的に
修理費用もリーズナブルに済む場合多いです。
たかが点検と思わず、皆様も是非定期的点検を受けて頂いたら
如何でしょうか?
それでは、明日もご安全に!