こんばんは、小林です。
師走に入り1週間が経過し、今年も残り3週間というところですが
如何お過ごしでしょうか?
さて本日はATFの圧送交換を行いました。
10万kmを走行したお車でしたが、本来赤いATFが真っ黒の状態でした。
作業は、まずATのオイルパンドレンより古いATFを排出します。
ATFを全量新油に交換するので、ATオイルパンを外し内部のATFのフィルターを
交換します。
オイルパンを外したついでに、オイルパンの内部を清掃します。
オイルパンには磁石が付いているのですが、目に見えない程度の極細かい
鉄粉が沢山ついてるので、こちらもキレイに清掃します。
こういった機会がないと中々出来ない作業なので、丁寧に作業をして
行きます。
フィルターを交換して、オイルパンをキレイに清掃したら、オイルパンを
取り付けます。
次にATFのオイルラインを途中で切り、ATFチェンジャーの配管を接続します。
車両によりオイルラインの接続部の形状が異なるので、適合する接続部の
アダプターを取り付けますが、もし無い場合は新しく制作します。
今回はAudi A6でしたが、適合するアダプターが無かった為、急遽制作しました。
これでATF圧送交換の準備ができたので、ATFチェンジャーを作動させます。
あとは機械任せでATFが完全に入れ替わるまで待ちます。
ATFの交換が終わったら、切り離したオイルラインを元に戻します。
次にATFの油量調整を行います。
今回の車両の場合は、車両のコンピューターに診断機を接続し、ライブデータで
ATFの温度を測定します。
車両により、40℃で油量を調整しろ等サービスマニュアルを確認し、規定の
温度に達したら、ATFを抜き等して油量を調整して完了です。
使用するATFは約20リッターとなり、費用も少々掛かりますがATFを全量交換と
なります。
作業はお待ち頂く間にできるものではなく、お車をお預かりしての作業となります。
お車の状態によっては、ATの滑りが軽減したり、燃費が向上することも期待できます。
もし、しばらくATFを交換していない様であれば、ぜひご検討頂ければと思います。
尚、お車の状態によっては作業をお受けできない場合もありますので、予めご了承下さい。
それでは明日もご安全に!