こんにちは、小林です。
お陰様で今週も車検のご予約を沢山頂いております。少しでも早くお客様へ
ご納車出来る様、鋭意作業を進めておりますのでご納車待ちの皆様今暫く
お待ち願います。
さて、暑い夏が近づくと気になるのがエンジンのオーバーヒート。
もう20年以上前の話ですが、私も真夏の箱根ターンパイクでオーバーヒート寸前に
なったことがありました。
アクセルを踏んでもエンジンは反応が無く、水温計を見ると振り切れる寸前でした。
最近のクルマはオーバーヒートを起こすことは稀になったと感じますが、
それでもやはり日頃のメンテンナスが重要だと思います。
車検時にお車を点検すると、ラジエターのコアとタンクのカシメ部分やラジエターに
繋がるプラスチック製パイプ、クーラントホースの取り付け部分などからの
水漏れが多いですね。
*ラジエター上部のプラスチックの接続部からのクーラントリーク
*上2枚、クーラントがスローリークした場合、クーラントの成分が結晶化し
白い付着物として確認できます
一気に沢山漏れるのでは無く、徐々に漏れ出し、ご入庫時にはクーラントサブタンク内の
冷却水がかなり減っているケースが多いようです。
こういったクーラントのスローリークの場合、駐車している床にも水漏れあとが
確認出来ない事も多く、お客様も気づかないことがほとんどですが、車両を
点検するとクーラントサブタンク内のクーラント量は基準値を下回り、
漏れの原因付近には結晶化したクーラントが白く付着していることで水漏れ
していることが確認できます。
もしご自分で点検してクーラントの量が減っている場合、とりあえずサブタンク内に
補水して頂くことで対処できますが、熱湯が吹き出す恐れがあるのでエンジンが熱い時は
決してサブタンクのキャップを開けないようにご注意を。
これからのシーズン、人もクルマもオーバーヒートに注意ですね。
それでは明日もご安全に!