こんにちは小林です。
師走に入り、今年もいよいよ残すところ1ヶ月となりました。
また今年も年賀状を書いたり、お歳暮を送ったり、大掃除をしたりと
この間やったばかりと毎年思うのですが、1年過ぎるのは本当に早いですね。
ということで毎年この時期は憂鬱です。
さて今日は定番のトラブルのご紹介。
まずはエンジン警告灯点灯でご入庫のポルシェ996型の911。
スキャンツールで点検してみると、左右バンクのO2センサーエラーが記録
されていました。
他のエラーメモリーは無かった為、O2センサーの交換となりました。
996型のO2センサーはエキゾーストの最後部に取り付けられており
O2センサーまでのアクセスも容易で比較的簡単に交換出来るのですが、
エキゾーストパイプということで案の定、錆と焼付きによるカジリで
中々緩みません。
潤滑剤を塗布して少しずつ回して取り外していきます。
新品部品の取り付けは、カジリ防止の為ネジ山部分にグリスを塗布します。
最後に診断機MaxiSysを車両に接続し、エラーが入らないか点検し完了と
なります。
エンジン警告灯点灯による診断で、O2センサーの不良は比較的良くある
不具合のひとつですね。
次はメルセデスW639 ビアノの運転席ドアガラスが上下しないというトラブル。
早速運転席ドアの内張りを外して、ウィンドウレギュレーター廻りを点検すると
前側のレールのワイヤーが外れて、モーターの巻取り部分でワイヤーが
引っかかり巻取りが出来ていませんでした。
*内張りを開けたところ。車両前方のレールの樹脂部品が
破損し、ワイヤーがうまく巻取り出来ていませんでした。
*ウインドウレギュレーターを取り外したところ
*取り外したウィンドウレギュレーター
輸入車のウィンドウレギュレーター破損による不具合は良くある定番の
トラブルのひとつですね。
壊れる部分は決まっているので、何か良い対策品が出てくれればといつも
思うところです。
12月に入り、ご入庫のご予約を多く頂いております。
不具合の修理や車検、点検のご予定がお有りの方は、是非お早めにお問い合わせ
下さい。
それでは明日もご安全に!