台風が過ぎ去り早速新しい台風が発生する中、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
G-STYLE石川は今日も元気に仕事に勤しんでおります。
先日診断機を使っていてある部品に異常が認められ、交換をするも症状が改善されないという
ことが起きました。色々ありまして結果としてはちょっとしたカプラが外れていただけというだけで
単純なことでしたが、最初っからここが悪いという先入観が事態を大きくさせたとも思う所です。
自動車に欠かせないガスケットの話もそうですが、ヘッドガスケット、オイルパンガスケットなど様々なガスケットがあります。
上記の2つは良く漏れることで有名ですよね。何故ガスケットは漏れるのか?オイルがしみてきて経年劣化することで漏れるのでしょうが、
やはり金属との接触が問題の一つなのではないでしょうか?
ここでよく思うのが、ガスケットを使わないで全部一体型にしてしまえば漏れが
なくなると思うのです。とは言え、コストの問題もありますし構造上の問題もあります。
漏れるガスケットが内蔵されているエンジンと、漏れが起きないワンピース構造のエンジン、
果たしてどちらが優秀なのか?皆さんはどちらが優秀だと思いますか?先入観として漏れるものと考えてしまい交換前提とも
思うのも経験からくる回答なのかと自問自答します。
さて次は、オイルフィルターですが、交換頻度については通常オイル交換2回に1回
交換するのがセオリーです。ですが、通常のオイル交換とオイルフィルターの交換も伴う
オイル交換ではオイルの使用量が違います。ということはフィルター内部にオイルが残っている
ことがわかります。つまり、通常のオイル交換では古いオイルが残っている状態で、新しいオイルが
エンジン内部に入り汚れたオイルと混合することがわかります。
という事で、オイル交換=フィルター交換も同時が望ましいということが分かりますよね。
ですので、弊社でオイル交換をする際はフィルター交換を都度お願いします、というのは
難しい所…。流石にオイル交換2回に1回という整備士の常識として根付いている所が
言いにくい所なのでしょう。
価値観や先入観を度外視して考えなくてはいけないと言うのが自動車整備には必要だなぁと
思う所です。通常のトラブルに関しても診断機を使って診断+勘や経験も必要になってきます。
ですが、そのうちユニット交換となるような自動車が製造されていくことを考えれば勘や経験などが
必要なくなってくることも世の中の流れとして来るでしょう。
先入観が邪魔をすることもあれば、先入観が助けをよぶこともあります。
せっかくなので良い本があるのでご紹介します。
こちらです。
内容に関しては気になった方は読んで見てください。
以前、可能思考研修というものに参加したときも先入観をぶち壊すのに苦労しましたが、
自分を俯瞰して見ることが大切だなぁと日々思う所です…。
そんな時にはやはり本です!私の趣味の一つは読書ですので、折角の読書の秋!ぜひ皆さんも
本を読みましょう!などと無理やり締めます。以上、G-STYLE石川でした。