こんにちは、小林です。
昨日は初夏を思わせる様な暖かさでしたが、本日は雨まじりの肌寒い生憎の天気
でした。明日からの大型連休の天気はまずまずの様で、楽しみにされている方も
多いかと思います。
さて本日はエアコン不調のVWゴルフにお乗りのお客様にご入庫頂きました。
早速点検してみると、冷房をMAXにしても吹出口から出てくる風は約20℃と
全く冷たくありません。
そこで冷媒圧力を測定したところ低圧側ガス圧が少々低い為、冷媒ガスが不足と判断し、
冷媒ガスを入れ替え、補充をさせて頂きました。
専用の機材を車両のエアコンの高圧側と低圧側の配管に繋げ、一度冷媒ガスを抜き、
抜き取ったガスに漏れていた分のガス量を補充。
約一時間ほどで作業が完了し、きちんとエアコンが冷えるようになりました。
*作業中の吹出口温度。完了時は少し低い温度まで下がります。
エアコンガスは当然ながら、システム内に密封されておりますが、配管の接続部など
からどうしても少しずつ抜けていきます。
一般的に一年に5グラム程度抜けていくと言われています。ということは10年ほど
経過すると50グラム程度抜けることになります。
最近の車両はエアコンガスの使用量が少ない傾向にあり、今回作業させて頂いた車両も
規定量が約540グラムでした。回収したエアコンガスは約420グラムでしたので、
約120グラム補充したことになります。年式的考えれば、まず標準的なリーク量といえると
思います。
もしこれ以上リーク量が多い様であれば、システム内で許容範囲外のリークが発生して
いることになり、ガスを補充しても直ぐにリークしてしまう為、リーク箇所を特定して
修理が必要になります。
これから梅雨や夏にかけてエアコンを使用する機会が多くなってくるかと思います。
車内を涼しく保つだけでなく、車内の除湿を行いガラスの曇りを除去するなど、
今や安全運転にも貢献する装備の一つと言っても過言ではないと思います。
本格的にシーズンインする前に、一度エアコンが効くか否かチェックをお勧め致します。
もしエアコンの効きが悪い様であれば、是非ご相談下さい。
因みに本日作業させて頂きましたエアコンガスクリーニングは、基本工賃
¥9,800-(税別)となります。補充させて頂いたガスは、使用量に応じて別途ご請求
させて頂きます。
それでは明日からのゴールデンウィーク、皆様どうぞご安全に!!